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住まいの省エネグレードと健康効果

2015年6月19日(金)

こんにちは、林です。

 

住まいと健康の関係。我々も加入している「住医学研究会」でも盛んに調査し、データを集め議論が交わされておりますが、

その世界でもトップランナー的な存在である近畿大学の岩前教授。

 

色々な研究の基礎データなどにもなっている大元の調査は岩前教授発信から始まっていることが非常に多いです。

原点というかオリジナルというか。

今まで、その研究を活用した方のロジックやセミナーを聞くことは多数ありましたが、

ついに、岩前教授自らの講演を聞く機会に恵まれまして、行ってきました。

 

IMG_5923.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

内容は、健康と住宅の関係性。

今まで幾つかの場所で学んだことと趣旨は同じですが、

本人から聞くと聞かないとではやはり理解の度合いが変わりますね。

 

その中で一つ紹介しておくと、

省エネグレード3からよりグレードの高い省エネ住宅へ転居した方の健康状態の変化を調査し、データ化(約24,000件の統計です)

■G3=省エネグレード3(Q値4.2程度):平成初期の住宅レベルですね。

■G4=省エネグレード4(Q値2.7程度):今のハウスメーカークラスはほぼこのグレードです。

G3からG4へ転居した方でも、各種症状は緩和されていますが、

 

■G5=現在のトップランナーレベル(Q値1.9程度):IGはここです。

G5まで性能の高い住宅に住んだ方の方が飛躍的な改善率を示したことがデータに表れています。

これを見て、省エネ住宅と言っても中身には大きな差がある事を御理解頂けると思います。

 

健康に大きく貢献する住宅の性能は、G5レベルまで行かねば、ただ高いお金を掛けるだけになってしまいます。

しかし、ここまで持っていけば、健康状態の改善効果、結果住まいの心地よさ、生活の向上などなど。

掛けた費用以上のメリットがもたらされる事が分って来ています。

 

そんな住まいの完成見学会。今週末 名古屋エリア浜松エリア。2か所同時開催です。

是非ともお越し下さいませ。

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