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日本の歴史と文化

2015年6月3日(水)

こんばんは 増田です。

しばらく暑い日が続きましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

私はリフレッシュ休暇をいただきましたので、日本の歴史と文化に触れに伊勢~京都へと

旅行に行かせていただきました。

まずは日本の聖地、伊勢神宮から、、、

今回平成25年秋に行なわれた神宮式年遷宮後、個人としては約25年ぶりのお伊勢参りになります。

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外宮から内宮へと、、、。

日本全国に8万社以上あるといわれる神社の本宗とされている伊勢神宮。

広大な森が覆う宮域に鎮座する厳粛な神殿。

巨大な鉾杉が立ち並ぶ参道と五十鈴川に癒され「日本人の心のふるさと」といわれる光景に

触れながら心も清浄な気に満たされました。

そして京都では平等院鳳凰堂から嵐山、天龍寺、清水寺、伏見稲荷大社、三十三間堂と

中学の修学旅行の遠い過去の思い出に浸りながらゆっくり時間を掛けて廻りました。(笑)

こちらは去年修復工事が終わり朱色が色鮮やかに蘇った平等院鳳凰堂。

10円玉でおなじみです。

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こちらは嵐山、天龍寺。

なかでも伝統的な日本庭園でもある「池泉庭園」は圧巻でした。

ちなみに「池泉庭園」とは、自然の山水の景色を写してつくられる庭園の様式で、そこには山があり、

川があり、池がある庭をいうそうです。

同じ池泉庭園でも平等院鳳凰堂は「舟遊式」といって広大な池の中を舟遊びをしながら観賞する方法。

天龍寺は「回遊式」といって庭の中を順路を定めて歩きながら観賞する方法と庭園を観賞する方法に

よって違いがあるそうです。

 

そして京都といったらやはり清水寺でしょうか

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世界遺産にも登録されている清水寺は、京都に来る観光客の5人に1人が訪れるという

京都きっての人気寺院でもあります。特に音羽山の斜面に立つ「清水の舞台」は18本の柱と

139本のケヤキの大木で舞台を支えており、釘は1本も使われていない木組みの建築様式として

「縣造り」と呼ばれている伝統工法。

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格子状に組まれた木材同士が支え合い、衝撃を分散することで通常、建築が困難な崖などでも

耐震性の高い構造をつくり上げることを可能にしているのだそうです。

何百年もの間この舞台を支える為の工夫もいくつか見られます。例えばこちら、、、

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長い年月雨にさらされ木材が腐食しないよう、貫の上部に小さな傘を設け、舞台上から

落ちてきた雨水を除けるように工夫されていたり、舞台の床をほんのわずかに傾斜を付けて

雨が舞台に溜まらない様にしているなど、当時の先人が考えた雨除けの工夫がいくつも施されています。

今回日本の歴史と文化に触れることで改めて日本建築の奥深さを感じることができました。

 

また機会があればぜひゆっくりと見て廻りたいと思います。

 

 

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