部屋を南向きにしなければならないという縛りを緩めてもいいのでは論
こんにちは、森です。
皆様お待ちかねの人気シリーズ
『設計士森の言いたい放題』コーナーです。
今日は『部屋を南向きにしなければいけないという
縛りを緩めてもいいのでは』論をお届けします。
一般に部屋は南向きにすることが
良しとされます。
しかし、昨今の住宅事情では
全ての部屋を南向きにすることは
難しいことがあります。
そんな状態でどうしても
部屋を南向きにしなければならないという
縛りがあるとプランニングにも
制限が増え、他で使い勝手の
悪い部分が出てくることもあります。
北向きには北向きの良さがあるので
初めから南向き意外考えない、と
いうのではなく
周辺状況に合わせてベストな選択をしたほうが
より良い家になるのではと思うのです。
南向きに比べて北向きの良さとは
直射日光が入らないため
①夏涼しい
②一日中安定した明るさが確保できる
といったところでしょうか。
例えば子供部屋。
南向きにしたところでその日当たりの良い
日中に子供たちは部屋にいますか?
むしろ部屋にこもらず外で遊んできて
欲しいと思いませんか。
また北向きのほうが机に向かう集中力が
増すともいわれます。
一昔前の家は断熱性能が悪く
直射日光の入らない北向きの部屋は
暗くて寒くてジメジメした
イメージがぬぐえないというのも
わからないでもありません。
しかし今のアイジーのクワトロ断熱の家は
快適な温度、湿度を保ちやすい構造です。
なにもすべての部屋を北に向けろと
いうのではありません。
北向きには北向きの良さがあります。
何が何でも部屋を南向きにという
『南向き信仰』とも言うべき固定概念を
捨ててもっと柔軟にプランニングを
したほうが間取りの自由度が上がり
より良い快適な家づくりの
一助になるのではないかと思うのです。
ということで
『部屋を南向きにしなければいけないという
縛りを緩めてもいいのでは』論でした。
では、また。