寸法を制する者は間取りを制す
こんにちは、森です。
突然ですが間取り作りは楽しいものです。
間取り打ち合わせに自作の間取り図を
持参してくださる方も多くいます。
自作の力作を見せていただくと
その方がどういった部分を
大切に考えているかが見えて
とても面白いものです。
『こんなものをプロに見せるのは
恥ずかしい』と思われる方も
多いようですが言葉にしにくい
要望を図で見せていただいたほうが
私としてもわかりやすく
イメージしやすくなります。
ですのでもし自作の力作は
どんどん見せていただければ
と思います。
間取りは細かな寸法の
集合体です。
住宅建築では良くも悪くも
いまだに尺貫法が残っています。
3尺(サンジャク)とか1間(イッケン)とか
5寸(ゴスン)とかがそれです。
面積では1坪(ヒトツボ)とか
1帖(イチジョウ)とかがそれです。
なじみのメートル法に置き換えます。
長さ:
1間(イッケン)=1.82m
1尺(イッシャク)=30.3cm
1寸(イッスン)=3.03cm
面積:
1坪(ヒトツボ)=2帖(ニジョウ)=3.3㎡
となります。
ごらんの通り
メートル法に換算すると
小数点以下に中途半端な数字が
並んでしまうので尺・寸で
考えたほうがいろいろ楽なんです。
初めは抵抗がありますが
慣れてくると非常に楽です。
また大工さんはメートル法で
図面が書いてあっても
頭の中は尺・寸で考えているので
話をするときは尺・寸が楽です。
ちなみにゴルフでおなじみの『ヤード』。
1ヤード=91.4cm
3尺=90.9cm
ユーラシア大陸の東と西の両端で
使われている基本寸法が
ほぼ同じなんてなにかロマンを感じませんか?
どうでもいい話ですみません。
長くなりそうなので
今日のところはここまでで。
では、また。