省エネ性能は断熱性能だけではなく隙間面積が重要
こんにちは、森です。
このところめっきり暖かくなりましたね。
桜が散った後は椿が咲き
椿が散った後は花水木が咲き
花水木が散った後は藤が咲く
この時期はけっこう好きな季節です。
とまあ、似合わないセリフの後ですが
暖かくなってくると娘の体操の
シーズンになり大会に向けて
練習にも熱が入ってきます。
先日、西日本ジュニア大会の
選考会も兼ねたクラブ内の
競技会がありました。
うちの娘は西日本ジュニアに
出れるか出れないかの
ボーダーライン上です。
出場できれば強豪クラブなので
ミスが無ければ上位入賞は間違いないのですが
出場できなければ何にもならないので
選手の親たちも神経ピリピリです。
ちなみに競技会の様子です。
見れなかったらごめんなさい。
苦手の平行棒。
得意の跳馬
このクラスだとまだ馬が無いんですけどね。
床と平均台はデータが重くて
アップできませんでした。
西日本に出場できるかできないかは
GW中の大会と今回の競技会の
成績で総合的に判断されるそうです。
さらに西日本ジュニアに出場すると
上位15人が 全日本ジュニアに出場できるとのことです。
さて、どうなることやら。
では、また。
と言いたいところですが
このまま終わるとさすがに
『お前の日記じゃねーんだよ』と
叱られそうなのでついでに
ちょっとだけ設計のことも書きます。
当たり前ですが今から夏に向けて
どんどん暑くなってきます。
家電屋ではエアコンの今年度モデルが
展示され性能と価格をこれでもか
というくらいアピールしてきます。
今のエアコンは非常に省エネ性能がよく
なっていますね。
しかしどれだけエアコンの性能がよくなっても
家の断熱性能が良くなければまったく無駄です。
さらに言うと断熱性能がいくら良くても
家が隙間だらけならまったく無駄です。
上記の断熱性能を示す指標としてUA値
というものがあります。
上のリンク先に光熱費の比較があります。
さらっと書いてありますが比較の対照は
『次世代省エネ基準(平成25年基準)』ですからね。
『次世代省エネ基準(平成25年基準)』って
一般的に相当断熱性能高い住宅ですからね。
また、隙間の大小を示す指標としてC値
というものがあります。
C値は『隙間相当面積』というもので
単純に言うと床面積1㎡あたり何平方㎝の
隙間があるかということになります。
ということは床面積100㎡の家で
C値=1.0ということは家全体の隙間は
100平方㎝になるということです。
当たり前ですが100平方㎝ということは
10㎝×10㎝程度の隙間になります。
一般に高気密住宅というもの定義は
C値=5.0以下と言われています。
C値=5.0ということは
100㎡の家で500平方センチの隙間。
つまり、およそ22.3cm×22.3㎝の
隙間になります。
隙間デカくないですか?
そんなに隙間だらけでも
高気密住宅を名乗っていいなんて
どうなんでしょう。
そんなデカい口を叩くからには
アイジーさんはもっとすごいんでしょうと
いうことなんですが
アイジー標準仕様で
C値=1.1です。
木造在来工法でこの数字を
出せる建築業者はほとんど
無いんじゃないでしょうか。
あるなら教えてください。
多分無いです。
たいていどこの建築業者に聞いても
ゴニョゴニョとごまかされます。
そもそもC値を公表できる
業者が無いと思います。
なぜなら難しいから。
なぜ難しいかはまた次の機会に説明します。
ということで省エネ性能は
断熱性能だけでなく隙間面積の
大小にもよりますので
断熱性能の良さだけに
ごまかされないように。
こんどこそ
では、また。