自然素材はメンテナンスが大変という誤解
こんにちは、森です。
このところ堅い話ばかり
だったので久しぶりにどうでもいい話です。
実は私は隠れ航空ファンです。
自衛隊と空港のある小牧市で
生まれ、育ったため飛行機が飛んでいるのは
日常でした。
今ではどんな飛行機が飛んできたか
エンジン音で聞き分けることができます。
オタクではありません。
好きな飛行機はF-15イーグル 。
完全にミーハーです。
かなりレア度が高く月に一度くらい
見ることができればいいほうです。
もう少しレア度が下がりますが
T-4ジェット練習機も良い機体です。
T-4は練習機ではありますが
機体性能、バランスがよく
ブルーインパルスの色違い機でも
あります。
さらに激レアな機体を先日見てしまいました。
聞いたことのないエンジン音がして
すぐに空を見上げてみると
F-15と見たことのない飛行機が飛んでいました。
垂直尾翼が2枚あったので初めはF-15かとも
思ったのですが大きさも形も違っていたため
その時はなんだろうぐらいにしか
思わなかったのですが
実はその日に国産ステルス実験機のX-2が
小牧から各務原まで飛んでいたとのこと。
(画像はウィキペディアより)
まさに私が見たのはX-2だったようです。
ちなみに戦闘機と報道されているようですが
ただのステルス機能の実験飛行機です。
マジーかー。
わかっていれば絶対写真撮ったのに。
さらに少し前、テレビやマスコミで
話題になっていたV-22オスプレイ。
ちなみに戦闘機みたいな報道をされて
いましたがただの航続距離が長く
垂直離発着ができる輸送機です。
飛んでいるところは見ることが
できませんでしたが20機ぐらいが
並んでいるところは壮観でした。
まだまだいろいろあるのですが
いい加減に本題に入らないと
怒られそうなのでここらへんにして
本題です。
ええーと、本題ってなんだっけ?
そうそう、自然素材はメンテナンスが大変という誤解でした。
よく住宅雑誌では無垢の床材は高価で
メンテナンスが大変とありますが
誤解です。
無垢の床材と合板フローリングを
比べた写真が下の写真です。
見ての通り写真の左側が無垢の床材
右側が合板フローリングです。
合板フローリングは薄い板を
接着剤で貼りあわせて表面に
薄い化粧材を貼り、合成樹脂で
コーティングしたものです。
この薄い化粧材はどれくらいの厚みがあるか
ご存知ですか?
ちなみに一般的な合板フローリングの
厚さは12ミリです。
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答えは0.3~0.4ミリ程度です。
3ミリから4ミリではなく
0.3ミリから0.4ミリです。
身近なもので例えると
鰹節ぐらいの厚さです。
実際、向こうが透けて見えるぐらいの
ペラペラな薄さです。
だからこそ、合成樹脂でコーティングが
必要になります。
ということは合板フローリングとは
足が触れる部分は結局、合成樹脂なのです。
合成樹脂とはプラスチックのこと。
プラスチックだからこそ
汚れてもさっと拭けるし
メンテナンスも簡単とよく言われます。
ここが誤解を生むポイントです。
プラスチックは経年劣化します。
プラスチックは紫外線を受けると
分解されボロボロになります。
そりゃあ、初めはそれなりにキレイかも
しれません。
でも10年以上劣化しないプラスチックを
見たことあります?
毎日、紫外線にさらされる窓際は
5年でボロボロになるでしょう。
合板フローリングはメンテナンスが
楽だといわれますがその効果は
持って数年。
しかも劣化して表面がボロボロになって
表面に出てきた下地の合板は
化粧材ではないのではじめからボソボソです。
それがメンテナンス性が良いといわれる
合板フローリングの現実です。
一方、無垢の床材はそもそも経年劣化しません。
年月を重ねるに従い木材の持つ脂分の効果で
表面がツヤツヤになってきます。
これが経年美化です。
例え傷がついたとしても
全断面が無垢の木材のため
ボソボソの下地が出てきたりしません。
そういった事実に背を向けて
無垢の床材は合板フローリングに比べて
メンテナンス性が良いという
理屈は数百件の古い家を見てきた私には
まったく理解できません。
冒頭の自衛隊の飛行機に関する
報道でもなぜかただの輸送機や飛行機を
『戦闘機』と報道しています。
この情報化社会はテレビやマスコミ
インターネットでいろいろな情報が
黙っていても入ってきますがその情報が
全て正しいとは考えないほうが良いようです。
雑誌やインターネットで情報を
漁るのもよいですが雑誌やインターネットに
書かれていることが真実だとは思わないほうが
良いようです。
では、また。