間取りの失敗の原因は優先順位の取り方の失敗
こんにちは、森です。
住宅雑誌、インターネットで
『間取りの失敗』特集みたいなものが
よく取り上げられたりしています。
ちょっとGOOGLE先生に
聞いてみればすぐにたくさん出てきます。
例えば
・収納が少なかった
・洗面所と脱衣室を分ければよかった
・吹抜けが寒かった
・2階リビングにしたが不便
・
・
(写真と本文はあまり関係ありません。)
などなど。
こういうのを見ると
けっこうげんなりします。
素人的に読む人の興味は引くだろうが
『じゃあ、どうするの?』
という問いには答えてくれないからです。
これらの失敗をしないような間取りとは
誰にとっても当たり障りのない
(最大)公約数的な普通の間取りです。
分譲住宅なら問題ないでしょうが
注文住宅なら自分の好み、自分用に
カスタマイズされた間取りにしたいと思いませんか。
だいたいこれらは
多少は計画の問題もあるでしょうが
ほとんどすべて優先順位の取り方を
間違えただけです。
どういうことかというと
上にあげた『失敗例』には
どれも『失敗』の裏に『メリット』が
必ずあるからです。
そのメリットに焦点をあてず
デメリットだけに焦点を合わせるという
考え方ははっきりって嫌いです。
例えば
収納が少なかった
→ その分床面積が小さくなって
コストダウンになっている
洗面所と脱衣室を分ければよかった
→ その分床面積が小さくなって
コストダウンになっている
吹抜けが寒かった
→ その分夏は涼しいし
広さや開放感を感じれるはず
2階リビングにしたが不便
→1階に配置するより明るく
開放的なリビングになっているはず
間取りを作っていくということは
何かを選択するということです。
そして何かを選択するということは
何かを諦めるということでもあります。
どんな選択肢にもメリットとデメリットがあります。
優先順位をつけるということは
その選択肢のメリットを(自分にとって)最大化し
デメリットを(自分にとって)最小化することです。
そしてまたデメリットを受け入れる
覚悟を持つことです。
なにか小難しい話になってしまいましたが
そういうことです。(強引にまとめにかかる)
ということで
何かを選択するということは
何かを諦めるということだという
認識を持ちましょう。
では、また。