しっかり見れば分かること
2015年5月17日(日)
こんにちは浦山です。
今日は耐震診断のお話しをさせていただきたいと思います。
こちらの写真は先日お打合せを行わせていただいた
菊川市のS様が購入予定の中古住宅の耐震診断の調査を行った際の写真です。
屋根は瓦葺きとなっておりました。
耐震性能を計算する中で、屋根の重さというものがとても大きく影響をするポイントです。
カラーベストや板金屋根といった軽い材料で出来ているのか
瓦のような重い材料で出来ているのかでは計算結果が大きく違ってきます。
特に瓦の下に土が入っているかどうかで、瓦だけよりも2倍近く数値が変わってきます。
今回は瓦をめくり、土の有無を確認したところ一般的に呼ばれている土葺きという程多くはありませんでしたが土が入っていることを確認しました。
耐震性の計算を行う際にその内容も数値に反映させ、より精度が高くなるようにさせていただいています。
最近の建物でしたら構造や工法がある程度一定になってきているため、
それほど難しくはありませんが耐震診断が必要と叫ばれている平成12年以前ではいろいろな工法に出会いますので、
それぞれのお家をしっかりと調査をして、状況に合わせた判断が必要となります 。
特に耐震に関わることは、大切なお家の安全性に関わることですのでしっかりと調査ができる会社にお願いしていただきたいと思います。
それではまた次回よろしくお願い致します。