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100年以上もの思い出を積み重ねてきた民家。
建物も老朽化していて、設備も古く使いづらく、外観も劣化してしまっていました。
現在住んでいる70歳を越える高齢の親御様世帯が生活しやすいようにリフォームをしてあげたいという想いと、
生まれ育った思い出のある家なので建替えずに残したいという息子さんの想いからリフォームがスタート。
そんな息子さんの想いを叶えるべく、
思い出深い建物の既存の雰囲気を残した古民家風の建物にリフォームしました。
プランニングのポイントは3つです。
①既存の小屋組みの梁を生かした吹き抜け空間を作った。
②玄関土間を回廊風にぐるりと囲むことで、各室へのアクセスの利便性を高めると共にホールの広さを確保。
③建物全面は軒高付近まで杉板張りとし、上部を漆喰仕上にし、コントラストをつけ外観のポイントに。
④梁の色に併せて、既存建具や造作材を塗装して再利用。
思い出とともに100年以上愛され、さらにずっと先まで受け継がれていく趣ある住まいとなりました。