エアコンの配管カバー不具合
今回は、よくあるエアコン設置工事での不具合をご紹介します。
多いのは、エアコン本体よりも室外機とつなぐ配管とそのカバーに施工不具合です。
当社の様に外断熱をしている建物では、外からのビスや釘が効いていないということも起こる場合があります。
エアコン工事には、事前に建物の材料や工法を確認してくれる親切な工事会社を選ぶ必要があります。
エアコンの配管カバー工事不良
写真の赤丸で囲んだ部分にご注目ください。
拡大してみるとビスが浮いてしまっているのが分かります。
引越前の家で使っていたエアコンを引っ越し業者さんに取り付けてもらったのだそうです。
ちなみに5年が経過しています。
カバーが浮いてしまう原因は、ビスの長さが足りないことです。建物の材料を良く認識せず、いつも使っているビスを使い、ビスが効く材料まで長さが足りなかったため最初から固定されていなかったものです。
エアコンの配管カバーがとれそうなのがわかると思います。
この状態で放置しておくと、強風が吹くたびにカバーの中にある配管に負荷がかかります。
エアコンの配管の材料は銅が使われています。
銅は非常に柔らかい材料なので簡単に曲がるし、簡単に折れてしまいます。
管の中には、エアコンのガスが通っていますから、使いたいときにガスが抜けていて、使えないなんてことも考えられます。
家電量販店で安価で購入できたり、ネットで注文して取付けるなんて方法もありますが、施工不良をさせない為には、工事中作業に張り付いて、自分で指示をして監督することをおすすめします。
何が正解で何が間違っているがわからない方、監督なんてできないという方は、弊社でもエアコンのご提案ができますので、お気軽にお問い合わせください。
エアコンは建物の材料や工法を理解した職人さんに、ぜひ取り付けてもらってください。